最高級
鮮度抜群のカツオから仕上げた改良型(普通の切り方)の本節です。最高ランクの品質です。
¥1,188/100g(量り売り)
1枚ずつ包装してお届けします
商 品 名 | 薩摩亀節 |
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原 材 料 | 近海または南方沖で一本釣された鰹、および、それに準じる品質の巻網でとれた鰹 |
賞味期間 | 2年 |
保存方法 | 開封前は常温、 開封後は風通しの良いところに保管 |
価格(税込) | ¥1037/100g(量り売り) |
注文単位 | ご注文単位は「一枚」よりとなります。 |
在 庫 数 | ほとんどの在庫数は「1」です。在庫以上の節を御買い上げの方は、買い物カゴの通信欄に必要な数量をご記入下さい。弊店の在庫を調べ、後ほど、連絡を差し上げます。 |
備 考 | 本品袋詰め作業場では、小麦、そばを含む製品(乾麺のうどんと蕎麦)の袋詰めもしています |
日本近海または南方沖で一本釣さた鮮度・魚質ともに理想的な鰹、あるいはそれに準じる品質の巻網でとれた鰹を原魚としています(極力、近海鰹を使いたいのですが、亀節サイズになる近海鰹を手に入れることは、年々、難しくなる一方です)。
亀節は4キロ以下の鰹からつくるので、手頃な大きさに仕上がります。ですから、節のハンドリングがしやすいので、削りやすい節(とくに初心者には)となります。
ただ今、奄美大島近海で一本釣りされた鰹から仕上げた亀節を販売しいます。
亀節 | 本節 |
4Kg程度以上の鰹が本節に製造され、それ以下の鰹が亀節にとなります。「生切り」の 工程で、鰹を三枚におろしただけで製造される節が亀節、三枚におろした後、さらに血合の部分を境に 背の部分(背節)と腹の部分(腹節)に分けて製造する節が本節です。本節と亀節は原魚の大きさの違いだけで 味や香りは(同じ鰹で製造すれば)変わりません。亀節はその形状から扱いやすいのですが、大きい 花の削節にはなりません。
「本節」、「亀節」と字面だけ見ると、
本節が本流で、亀節が亜流と感じられるかもしれません。でも、昭和の中頃まで、少なくとも関東では
亀節の方が売れていました。
陶芸家にして美食家、かの北大路魯山人(漫画『美味しんぼ』の海原雄山のモデル)は、その著書「料理王国」の中(中公文庫版 P223)で
「本節と亀節なら、亀節がよい
見た目に小さくとも、刺身にして美味しい
大きさのものがやはり鰹節にしても美味だ」
と書いています。
魯山人が「料理王国」を書いた昭和30年代半ばは、おそらく日本で本節や亀節が最も多く作られた時期です。当然、その頃ですから、近海で獲れたカツオだけから本節も亀節も作られていたはず。
カツオは鮮度が落ちやすい魚ですから、刺身で食べるなら大きいカツオは不向きです。ですから、魯山人が食べていたお刺身カツオは、4キロ以下の小さい亀節サイズのカツオだったに違いありません。
当時は、鮮魚として流通するカツオの量が今よりも格段に少なかったので、亀節も大量に作られていました。魯山人のように亀節ファンの方が多かったからのか、それとも亀節の方が本節に比べ安価だったからかもしれません、少なくとも関東ではご家庭用は亀節を好み、婚礼の引き出物用は本節に人気があった、こんな傾向にあったようです。
現在では、近海カツオの小さいサイズはお刺身用に高値で取引されてしまうので、鰹節用に仕入れるの事は、至難の業になってしまいました。それでも、ちょっとしたタイミングで、相場が下がることもあります。そんな機会を逃すことなく、製造家さんには小さい近海カツオを仕入れていただくようお願いしています。
とまあ、話がながくなりましたが
もし、「本節が本流で、亀節は亜流」と思われて亀節を敬遠しているのであれば、
魯山人に敬意を表して、ぜひ一度、亀節(特に近海物)をお使いくださいませ。
持ちやすい大きさの節ですから、ハンドリングが良く、削るのも楽ですから。
鮮度の良い鰹を、卓越した技を持つ数少ない職人が仕上げた希少な本節です。
削りたてをご飯にかけて召し上がると、仕上節のおいしさが一番わかります。
かつおにはない味と香りをお楽しみください。
<もり蕎麦のつゆに>
ダシにこだわる蕎麦屋さんが使う宗田節が寒目近。きりりと辛口の冷たいそばつゆに。普通の鰹節に比べ、味、香りともに濃厚。でも、生臭みも雑味もありません。
¥820/100g(量り売り)