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聴だしの会 築地店頭編
店頭の削り節を「利きダシ」してください |
築地伏高の店頭で、毎朝行っている削り節の品質チェック
弊店の店頭には、量り売りの削り節を5種類置いています。そして、毎朝、その5種類の削り節の内、どれか一つのダシをとり品質チェック(利きダシ)をしています。 なぜ定期的に品質チェックをしているかというと・・・ 天然素材である鰹節を削っているので、品質のバラツキが不可避だからです。 通常、削り節の原料である鰹節は、同一ロットを最低でも200Kg、多い場合は1000Kg程度、仕入れて削ります。同一ロットとは、「同じ時に同じ漁場で獲った同程度の大きさのカツオから仕上げた節である」という意味でして、すべての品質が同一であるのではありません。 なぜかと言えば、同じ時に同じ漁場に獲れた同程度の大きさのカツオといえども、それまでの育ち方は必ずしも同じではないので、カツオ一尾一尾の品質は異なります。 これを人間に例えれば、・・・ 今日の午後三時に渋谷のスクランブル交差点を歩いている人のを調べれば これと同じです。 そんなバラツキのある原料を使っているのですから、削り節の品質がバラつくのは、ある意味、致し方ない事だと思っています。 この事を前提に、数々の工夫を重ね、『よりバラツキの少ない削り節』を目指して、弊店では削り節の製造をしています。 でも、バラツキは必ずあるので、定期的に品質チェックを行い、そのバラ次が許容範囲内かどうか、確かめているのであります。 具体的には・・・ 毎朝6時40分前後に、コーヒーメーカーでダシをとり、味見をしています。 なぜ、コーヒーメーカを使っているかと言えば それは、温度や時間などの抽出条件が同一になるからです。
てな訳で、毎朝、店頭では「利きダシ」をしておりますので、もしその時間帯に築地にいらっしゃることがあれば、ぜひぜひ、店頭での「利きダシ」にご参加ください。 自分たちだけでチェックしていると、評価が甘くなるような気もしておりますので、第三者様のご参加は大歓迎であります。 もちろん参加は無料です。早朝は観光客も少なく、プロが多いので、本当の築地の姿を見ることができる時間帯でもあります。 早起きは三文の得 朝の7時前に築地にいらっしゃる事があれば、ぜひ弊店で、「利きダシ」にご参加ください。お待ちしています。 なお、利きダシのスタート時刻は朝の仕事量により前後します。稀に7時を過ぎてしまうこともございますので、ご了承下さい。 また、利きダシ(ダシの試飲)をご希望の方は、店頭の従業員にお申し付け下さい。
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