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若竹煮
(2005年4月1日)
桜が咲いて春爛漫!
この時を待ち望んで、寒い冬を過ごしてきた春の食材が一気に顔を出し始めます。
春の野菜は香りも豊かですから、味付けは薄目して独自の香りを楽しみましょう。
春野菜の代表選手、山のたけのこと、海から贈り物、新若布、
これにすがすがしい木の芽をあしらって最強のコンビネーションです。
作り方
1. |
たけのこは穂先きの皮を斜めに切り落とし、むきやすいよう縦に切れ目を入れる。 たけのこはできるだけ皮の白いものを求め、買ったらすぐにゆでましょう。時間が経つほど、えぐみが増します。 縦の切れ目は深く入れ過ぎないように注意して下さい。 |
2. |
鍋に水10カップを入れ、たけのこ、ぬか、赤唐辛子を入れ火にかける。 沸騰したら中火で約1時間、竹串がすっと通る位になるまでゆでる。 |
3. | たけのこがゆで上がったら火をとめ、冷めるまでそのまま置く。 |
4. |
たけのこの皮をむき、水洗いしてぬかをよく落し、水に漬けておく。 ぬかが残ると痛みやすくなります、冷蔵庫で保存し、毎日水を換えましょう。 |
5. | 鍋に水4カップ・昆布を入れ中火にかける。(10分程で沸騰直前になる位の火加減) |
6. | 沸騰直前に昆布を取り出し、沸騰したら火をとめ、鰹節を入れ、 ペーパータオルで漉す。 |
7. | たけのこは穂先きから6センチ位を切り、縦半分あるいは4等分に切る、 残りは1.5センチ厚さの輪切りにする。(大きければ更にそれを2等分に切る) |
8. | わかめは洗って塩を落し、水でもどして、7~8センチの食べやすい長さに切る。 |
9. |
鍋に酒、みりんを入れて火にかけ、沸騰したら火をとめ、中の酒、みりんに火をつけアルコール分をとばす。 火が消えたら出汁、たけのこ、薄口醤油、砂糖を加え、出汁パックに詰めた追い鰹を入れ、落し蓋をしてコトコト20~30分程炊き火をとめる。 |
10. |
食べる直前に、再びたけのこを温め、最後にわかめを入れてひと煮立ちさせ、器に盛って、木の芽を飾る。
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おいしい歳時記
弊店のかつお節を長らくご愛用いただいているお料理の先生、
吉田 渉子さんに、四季折々、季節の食材をつかったおいしいお料理を教えていただきます。
『おいしい歳時記』を担当させていただく吉田です。
南北に細長い日本は、郷土色も豊かで、その上おいしい水と、
四季おりおりの自然にも恵まれています。
だしさえ有ればあとは簡単。旬の食材で毎日の食卓をお楽しみ下さい。
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