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第二十八回 聴きだしの会
「薩摩本節の削節」を聴きだす(令和3年4月)
二十八回目の「聴きだしの会」にも、多彩なご感想を寄せていただきました。
「利きだし師」のみなさま、本当にありがとうございます。
店主あいさつ
先ずは一般的な能書きをお聴きください。
市販の花かつおは、本節や亀節と似て非なる物です
こんなタイトルのコラムで
詳しく説明しておりますが
市販の花かつお(削り節)の99.9%は
自分の手で削る仕上節(本節や亀節)を削った製品ではありません
とは言うものの、やはり弊店としては
最高品質の仕上節を原料にした削節を
お客様に提供したいと考え
長らく、「薩摩型本節の削節」を
販売しておりました。
2020年、諸般の事情により
薩摩型本節の仕入を諦めることとなり
それに伴い、「薩摩本節の削節」の販売を開始した次第です。
薩摩型本節と薩摩本節の違いは
カツオの切り方、そして、製造家
つまり、製造家の技量が薩摩本節の
ひいては削り節の善し悪しを決めるわけです。
枕崎の久保さんに仕上げていただいた
薩摩本節、予想以上に出来映えが良く
これなら、今までの薩摩型本節に
匹敵する節であると確信したので
削って製品を作り、販売しておりますが・・・
やはり、お客様の評価が気になります。
そこで、今回の聴だしの会では
日頃、かつお節を使ってらっしゃる方に
利きだし師をお願いし
そのご感想を、自由奔放に
レポートしていただきました。
ごめんなさい。いつもながら
前説が長くなりすぎました。
「利きだし師」の方々からのご感想を
参考にして、ご自分の
お好みで
「とろける本枯節の削節」を
お使いいただけたら幸いです。
ではトップバッター、炬燵猫 さま
お願いします