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昆布巻
(2005年12月9日)
古き良き日本のセレモニーに再び注目が集まっています。
大切な一年の年の始まりを祝うおせち料理は母から子、
そして孫へとそれぞれの家庭ではぐくまれてきた、ハレの味です。
最近は既製品で済ませる人が増える一方ですが、
全部は無理でも何品かは”我が家の手作り”を加えたいものです。
今回、昆布巻きの中身に若者に人気のツナを使ってみました。
ツナ缶の原材料はまぐろ、昆布との相性は抜群です!
ゆっくり・コトコトお鍋がほほ笑むように煮て、愛情たっぷりの昆布巻きを作ってください。
作り方
1. |
昆布はぬれぶきんで表面の汚れを軽くふき、カップ5杯くらいの水に10分程つけて戻す。 この戻し汁にはすでに昆布出汁が出ています。うっかり捨てないで下さい。 この戻し汁で昆布巻きを煮ていきます。 |
2. | かんぴょうは水で湿らせ、塩少々でもみ、塩を洗い流して水気を絞り、18㎝位に切る。 |
3. | ツナは缶の汁を切ってボールに入れ、片栗粉大さじ1を加えよく混ぜ合わせ、8等分に分ける。 |
4. | 昆布の片端に3のツナをおき、クルクルと巻いてかんぴょうでしばる。 |
昆布が柔らかく煮えてくると膨むことを考え、かんぴょうはあまり固くしばらないでください。
昆布の幅が広いときは3箇所しばると形が整います。
5. | 平なべに昆布巻きを並べ、1の戻し汁、酒を加えて強火にかける。 |
煮立ったらアクを取り、落しぶたをして、弱火で1時間30分~2時間、竹串がスッと通る柔らかさになるまで煮る。
昆布には常に煮汁がかかるように、途中差し水を1~2カップして下さい。
6. | 砂糖、醤油を加えて約30分煮る。 |
7. |
火から下ろしてそのまま冷やす。冷めたら食べやすい大きさに切り、汁と共に密封容器に入れて保存。 日持ちは冷蔵庫で5~6日が目安です。 |
おいしい歳時記
弊店のかつお節を長らくご愛用いただいているお料理の先生、
吉田 渉子さんに、四季折々、季節の食材をつかったおいしいお料理を教えていただきます。
『おいしい歳時記』を担当させていただく吉田です。
南北に細長い日本は、郷土色も豊かで、その上おいしい水と、
四季おりおりの自然にも恵まれています。
だしさえ有ればあとは簡単。旬の食材で毎日の食卓をお楽しみ下さい。
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