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鰹節屋の昔話
第七 話
二代目店主 中野英二郎が語る、戦前から高度成長前夜にかけての、かつお節の話、魚河岸の話、築地界隈の話、東京の話などなど、四方山話を聴いてください
小田原町三丁目
伏高の住所は、今は築地六丁目ですが、私の子供の頃は小田原町三丁目でした。父親の話ですと、日本橋に本小田原町があったので、最初南小田原町と言われていたとか
微かな記憶ですが、伏高の袋か印刷物に南小田原町とありました。
海幸橋のたもとの両側に並んでいるのが、昔からあった海幸会とい う名前の商店街でした。その他三丁目全部の殆どが、魚河岸に関係する商店、人でした。
市場の入り口の町ですから子供の頃はあちこちの店に入り込み、遊びには困りません。
昔、子供達は道路と言うか外遊びばかりでしたから、雨の日に困るのです。
なにせ、みんな、一日二銭位の小遣でしたから、お金を遣わずに遊ぶ事を考える毎日でしたから。