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トマトジュース嫌いの
カミさんが飲み干した・・・
1年ほど前(2016年秋)の事、干数の子の製造家である
北海道の井原水産さんの井原さんと会食をしました。
話題は、数の子、市場移転、鰹節などなど
盛り上がってしまい、3次会まで、6時間近くご一緒させていただきました。
3次会の中盤、「最近、北海道の農産物の応援をしてるんですよ」と井原さん。
すごーく旨いトマトジュースを見つけたので、販路拡大に協力をしているとの事。
井原さん、ご自身でそのトマトジュースを仕入れ、
百貨店や高級スーパーに卸しているのです。
そんじょそこらのトマトジュースとの違いを聞くと、
素人目には十分旨そうですが 製造家的には「まだまだ」 ここから、1週間は待ってから収穫するとの事 |
7月中旬からお盆のトマトが一番旨くなる時期、
それも晴天が5日間続いた時にだけ収穫したトマトを
原料にするそうな。
雨が降るとトマトの味が薄くなるので、
晴天にこだわっているらしい。
私、トマトジュース大好き人間ですから、
話を聞いただけで飲みたくなった。
酔っ払った勢いもありまして、
「そのトマトジュース、一本わけてください。
旨かったら、ウチでも売らせていただけないですか」
と言ってしまったのであります。
トマトジュース嫌いの カミさんが、ごくごく飲んだのです |
年が明けて、ようやくトマトジュースが到着。
一晩冷蔵庫で冷やして翌日の夕方、飲んでみた。
「これ、ほんとにトマトジュース?」
コレが私の第一声であります。
確かにトマトの味はするんですが、
とにかく果物のように甘い。
普通のトマトの甘さじゃないのですよ。
次はカミさんの番。私の感想は伝えておりません。
実は、カミさん、トマトジュースが嫌いでして、普段は飲まない。
家業の為に協力してと、好みを曲げての試飲をお願いすると、
恐る恐る一口飲んでくれました。
直後「甘ーい」と言って、
残りのトマトジュースを飲み干してしまったのですから、
私もビックリ。
この瞬間、トマトジュースの取り扱いが決定したのであります。
「フルーツトマト」って名乗っているトマト、
今までに何種類も食べてきましたが、
正直な話、フルーツのように甘いトマトは食べた事ありません。
でも、そのトマトジュースは、なぜかフルーツ級の甘さです。
北海道空知郡奈井江町にある江口農園 札幌から車で一時間くらいでした |
その甘さの秘密を探るべく、例によって例の如く、
7月26日、北海道は空知郡奈井江町にある
江口農園さんを訪ねました。
江口農園ではビニールハウスで、与える水分を極力抑えて育てる「水切りトマト」を栽培しています |
北海道は晴天続きだったので、
トマトの収穫が見学できると期待をしていたのですが、
残念ながら、ダメでした。
晴天続きは良かったのですが、7月にしては
気温が高すぎて、トマトがヘタってしまい
ベストコンディションじゃないので、
収穫は見送りとの事でした。
江口農園さん、いわゆる専業農家さんで、
トマトの他、メロンや米も作っています。
江口さん、
(1)青臭くない、(2)食塩を一切添加しないトマトジュース
を作ろうと、一念発起して、3年間の試行錯誤の末、
現在のトマトジュースが出来上がったそうな。
甘さの秘訣はコチラをご覧ください。
江口農園さんのトマトジュース、生産数量が限られているので、
200本だけの数量限定販売になります。
「トマトは果物」と確信してしまうトマトジュース、
ぜひ一度、お召し上がりください。
築地仲卸 | 伏高 | 三代目店主 |