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乾椎茸はご自分で「天日干し」が一番
「天日干しの乾椎茸」と謳ってあれば栄養価が高く美味しいと思っていましたが、 本当は自分で「天日干し」をした乾椎茸が一番です。生の椎茸は腐敗しやすいので、江戸時代から炭火乾燥で 乾椎茸は製造されていました。高温で乾燥することにより、旨味成分であるグアニル酸が増え、乾椎茸の独特の 風味が作り出されます。ですから、天日だけの低温乾燥ではかえって美味しくないようです。
現在では、熱風を、14~15時間、生の椎茸にあてて乾燥させます。そのようにして製造された乾椎茸を、
天日で1~3時間程度干してから、袋詰めした商品が「天日干しの乾椎茸」と称されています。
「天日干しの乾椎茸」はビタミンDを大量に含んでいるので、
カルシウムの吸収力が
高まるという効果があります。
椎茸に含まれているエルゴステロールと呼ばれる物質が紫外線を浴びると ビタミンDに変化します。せっかく、天日干しで増えたビタミンDですが、空気に触れてしまうような 通常の保管方法ですと、 1ヶ月半で半減してしまいます。
これでは「天日干しの乾椎茸」を買った意味がありません。
お使いになる前に、傘の裏側のヒダを上に向けて、ご自宅で天日干しにしてください。
30分~1時間程度で、ビタミンDを大量に含む乾椎茸に変身します。
紫外線は乾椎茸のビタミンBを破壊します。
乾椎茸はビタミンBを 多く含んでいる食品ですが、天日に干されると、紫外線がそのビタミンBを壊します。
「天日干し」は良いことばかりではないのです。