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築地の風景
by 築地本店店長、黒川春男
2009 年3 月19 日
三寒四温な日々、待つ春が近くなったり、遠くなったり。我が家のマンション、ただ今、大規模外装工事中。白いメッシュシートと鉄骨の足場で、すっぽり目隠しされている。ベランダの植木はすべて室内へ強制撤去。手狭なリビングですから、泣く泣く半分処分。室温二十度の温室に移動したので、勘違いしたバラやマンデビラがすくすくと新芽を蔓を伸ばしている。
話は変わって、またまた、やってくれました、デアゴスティーニ。『週刊安土城をつくる』が発売です。テレビCMでもお馴染みのこのイタリアに本社がある出版社、老若男女の心をがっちり鷲掴みして、現在百タイトル以上を発行している。出版界が不況の中、独り気を吐いている。毎週届くパーツを組み立てていくと、名城安土城の立体模型が完成するという訳だ。初回は五百八十円、あとは毎号千四百九十円。初回半額に心揺れるが、しっかり釘を刺された。「もうこれ以上は買っちゃダメ」と。
先月、ドラム式洗濯機が唸り声を上げ壊れた。仕方なく、大幅値下げしてた三洋のドラム式を買ったのだが、どでかい洗濯機を搬入するので、廊下の本を整理させられた。出るわ、出るわ、以前買ったままのデアゴスティーニの『水彩で描く』シリーズ、『世界遺産DVDコレション』等々。捨てる捨てないで大揉めした後だけに、『週刊安土城をつくる』には手が出せない。 所詮、男のロマンは理解されないものなのか。男はつらいよ!!