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あらためまして、おはようございます。
伏高の中野です。
昨年１０月、鹿児島で
全国鰹節品評会鰹節が開かれました。
本来であれば２０２０年に
鰹節の品評会が開催される
ハズだったのですが、
コロナの影響で品評会は行われず、
８年ぶりの開催となった次第です。
鰹節の品評会は、いわば鰹節屋の
お祭りのような催しで、全国の製造家が
丹精し、選別を重ねに重ねた
選りすぐりの本節、亀節、荒節
宗田節、サバ節等々が出品され
業界人はもとより、大学の先生
料理人、一般消費者からなる
審査員による厳正な審査を経て
農林水産大臣賞、水産庁長官賞
鹿児島県知事賞等々を受賞する節が
選ばれるのであります。
当然のことながら、
一等賞は農林水産大臣賞です。
一等賞を受賞した節は
驚異的なご祝儀相場で取引され
通常の価格の４倍から５倍の
超プレミアムがついた高値で落札されます。
私も一度くらいは農林水産大臣賞の
節を買ってみたいとは思うものの・・・
買った節は売らねばならぬ。
さすがに、通常より４倍も５倍も
高い節を損を出さずに販売する能力
を持ち合わせておりません。
農林水産大臣賞の節は
ご祝儀を大判振る舞いできる
「にんべん」さんや「ヤマキ」さん
と言った業界大手にお任せして
弊店の様な零細鰹節屋は
せいぜい２割程度のプレミアで
落札できる、二等賞の水産庁長官賞
受賞の本節を、毎回の品評会で買っております。
今回の品評会で仕入れた本節は、
山川の大丸鰹節さんが仕上げた「近海物本節」であります。
１２年前の品評会で水産庁長官賞を
取った大丸さんの本節を買ったので
縁がある製造家さんです。
１２年前は親父さんが作った
本節でしたが、今回は息子さんが仕上げました。
大丸鰹節さんから受賞した節についてのコメントを頂戴してます。
奄美大島周辺で一本釣された鮮度のいい鰹を厳選して製造しました！
カビ付け天日干しを繰り返し約半年近くかけて一本一本丁寧に仕上げました。！
約１６００Ｋｇの中から厳選して選別し６０Ｋｇの近海物一本釣本節が仕上がりました！
風味豊かな香り高い本節に仕上がってると思います！！
是非ご賞味ください！
大丸鰹節さんは４０歳代のお兄さんと
３０歳代の弟さんで仕上節を製造しています（カツオを切っているのは弟さんです）。
仕上節製造家が、年々、少なくなる中、
３０歳代、４０歳代の製造家は貴重な存在。
仕上節を孫、子の代まで残すために、
若手製造家をぜひぜひ応援してください。
第１９回の品評会では、彼らのお父さんが
仕上げた近海本節を落札し、販売をさせていただきましたので、伏高とは縁がある製造家さんでもあります。
今回 その大丸鰹節さんが丹精し、１６００Ｋｇの節から厳選した６０Ｋｇ、本数にして２３１本から、私好みの「ふっくらした節」を選別し
限定１０５組（２１０本）の販売となります。水産庁長官賞の味わいをお楽しみください。
４年に１度の品評会、鰹節業界のお祭りへのご参加をお待ちしています。
水産庁長官賞受賞の本節
￥１，４０４／１００ｇ（量り売り）
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