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あらためまして、おはようございます。
伏高の中野です。
ちょいと聴いてくださいませ
おせち料理に欠かせない数の子
今時は「塩数の子」が主流に
なってしまいましたが
その昔は、数の子と言えば
誰が何と云おうと天日で
干して作った「干数の子」でした。
私の祖父が日本橋の魚河岸で
奉公していた時分、「干数の子」は
俵に詰められて産地から入荷してきたそうな。
入荷量が多すぎて売れ残ると、
タダみたいな値段で叩き売った
そうですから、なんとも羨ましい話。
現在では生産量が激減してしまい
超高級食材となってしまった。
それでも私がまだホンの子供の
頃まで我が家では「干数の子」でした。
それが、いつのまにやら、
「塩数の子」に代わっていた。
初めて食べた「塩数の子」の食感、
噛みごたえが無いというか、
頼りなかった覚えがあります。
何年経っても「干数の子」の
しっかりとしたあの食感は忘れらません。
ですから、自分の子供に一度は
本物の数の子を食べさせたいと
長らく思っておりました。
２００２年の暮れのセリで
「干数の子」が例年の半値近くに暴落しました。
そのニュースに「この機会を逃したら
永遠に干数の子は食べられない」と思い、
セリに参加した同業者に頼んで２００ｇ一箱を入手した。
三十数年ぶりの「干数の子」は
記憶通りの食感でした。
あの歯ごたえ、あのプチプチ感、久々の本物。
数の子をあまり好きではないカミさん
が喜んで食べたのですから驚いた。
もちろん、子供も大喜びでございました。
昨年は、相場も高騰したので
「塩数の子」を買ったのですが、
どうにも食感が物足りない。
子供の食べっぷりは悪いし、
カミさんはひと口しか食べません。
こうなると今年の暮れは
「干数の子」を買わねばなりません。
年に一度の正月、このくらいの
贅沢ならば、バチもあたるまい。
てな訳でございまして、
参加権を持っている
同業者を通して、 毎年
「干数の子のセリ」
に参加することにいたしました。
１ケ仕入れるも１０ケ仕入れるも
大差ありません。
私同様に
久々に「干数の子」を食べてみたい、
子供に一度は本物の数の子を食べさせたい
と思われている方もいらっしゃる
と思い、自分の分以外も仕入れてご希望の方
に２００４年暮れより販売させていただいております。
今年も日本海で獲れたニシンの卵
を北海道は留萌で干し上げて
作った純国産の干数の子が手に入りました。
４トク ： ￥１７，８２０／100gﾊﾟｯｸ
３トク ： ￥１６，２００／100gﾊﾟｯｸ
干数の子は戻すと重量比で
３～３．５倍になります。
干数の子、一昨年、昨年と相場が超低迷し、
２年続けて製造家のコスト割れの相場まで
下落したので・・・
今年の出品数が去年の４３％減となり
結果、相場は約２倍近くに暴騰してしまいました。
本来、弊店としては、もっと高く売れねば
ならないのですが、干数の子ファンを
減らすことなきよう、利益を抑えて
販売する事としました。
今年の販売価格に見合う原価であれば
製造家も生産意欲が沸き、来年は
もう少し生産量が増えると思います。
昨年より３割以上、価格は上がりましたが
干数の子文化を子や孫に残すため
昨年同様、お買い上げいだければ幸いです。
天日と浜風、そして、伝統の技が
作り出した干数の子ならではの
プチプチ感、噛みごたえ
- 噂に聞く食感を一度は味わってみたい
- 子供にも一度は食べさせたい
- 今年頑張った自分へのご褒美に
などなどと、お考えでしたら・・・
売り切れご免ですので、今すぐ、 ご注文ください。
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