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火を使わないレシピです

梅の爽やかな酸味と大葉で食欲増進、夏バテ予防にお役立てください。

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トマトジュースをスープにして野菜を加えるだけ

あらためまして、おはようございます。
伏高の中野です。

陶芸家にして稀代の美食家である
北大路魯山人は著書「料理王国」で

料理の美味不味は、十中八、九まで
材料の質の選択にあり

と主張してます。

要するに

料理の旨い不味いを決める要素は
素材９割、料理の腕１割

って話ですが、

最近、とある飲食店さんで
魯山人先生のお言葉を実感しました。


我が家の近くに、イタリア料理
っぽい料理を出す居酒屋があります。

そここそ旨いし、何たって安いので
この１０年、時折、晩飯を食べに行っておりました。

ただ、絶対コレが食べたい
と思うほど、傑出して旨い料理が
ないので、だんだん足が遠くなる。


で、今年になって半年ぶりに
そのイタリアン居酒屋に行くと
メニューがちょいと変わってた。

一品、二品食べると
段違いに旨くなってるんですよ。

でも、作っている人は同じ。

「なんか、旨くなったよねー」

と店主に言うと

「実は、僕、この店を譲渡して
　今は、雇われ店長なんですよ」

長らく、個人営業でやってきたけど
コロナを挟んで、疲れ果ててしまい

店そのものを他人に売って
今は、新オーナーの下で
店長兼板前として働いてるんだって。

「新しい、従業員も入れたんで
　やっと週休二日になりました」

どうやら、心も体も楽になったよう。


メニューの何が変わったかというと・・・

どの料理も値段が２〜３割
高くなっているんですよ

作り手に余裕が出た事も
旨くなった要因でしょうが・・・

やっぱり、この段違いに
旨くなったのは、食材が良くなった
からに違いない。

「やっぱ、食材の質を上げると
　旨い料理になりますねぇ」

と言うと

無言で、ニコニコするばかり


そのイタリアン居酒屋、ちょっと
高くなったけど、格段に旨くなったので
毎月一度は行くようになってしまったのです。

先月からメニューがブラッシュアップ

イタリアン居酒屋というより
気軽に行けるイタリア料理屋
って感じに変身した次第。

店名も変わり、ついでに
ビストロって自分で名乗り始めた

イタリア料理屋がビストロ
とは、コレ如何に？

ではありますが・・・

まさに、素材９割を体感したお店であります。


で、ここから強引にセールストーク
につなげて、ごめんなさい。

素材９割は、飲食店はもとより
家庭料理にも真実です。

例えば、我が家



ワインビネガーを使うようになったら
サラダが、抜群に旨くなったし



煮物の味付けを淡口醤油にしたら
これまた、すごーく旨くなった。



ほうろく菜種油を使えば
揚げ物なのに、爽やかに仕上がる。


ご家庭でも素材９割
騙されたと思って一度
実践してみてください。

ほんの少し蕎麦汁をつけて食べると

甘味のある蕎麦の味が口の中に広がります

グルタミン酸の豊富なトマトはかつお出汁との相性は抜群です

お蕎麦屋さんのあの味をご家庭で

江戸前料理の味の基本です

ダシで延ばせば、天つゆ、おでん、煮物、鍋物の割下、当然、盛り蕎麦の汁、掛け蕎麦の汁が江戸前に仕上がります

これさえあれば、ダシ取りが楽になる

一人前の乾麺を茹でる時にも重宝します

職人が丁寧に仕上げた、まがい物ではない、昔ながらの
「真っ当な食材」を、一人でも多くの方に味わっていただきたい。
そして、子や孫の世代に残してゆきたいと考えています。

築地仲卸　伏高
（運営責任者：中野克彦）
東京都中央区築地6-27-2
nakano@fushitaka.com
https://www.fushitaka.com