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２０２３年６月３０日 Vol.１１３０
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おはようございます。
築地仲卸 伏高
店主の中野でございます。
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あらためまして、おはようございます。
伏高の中野です。
○○の包丁は私が研ぎます
切れる包丁は夫婦喧嘩の抑止力
ちなみに○○には町名が入ります
って、いつもながら唐突で
訳のわからない書き出しで、すいません。
職場の近くに２年くらい前
小さい自然食料品店ができたんですよ。
オーナーさん、子育て中のようで
週に３日だけ、それも
午後の５時間だけの営業です。
その店の前、ほぼ朝しか通らないので
店の中に入ったことはありません。
この前、たまたま営業中に通りかかると・・・
冒頭の文言が書いてある看板を発見
○○の包丁は私が研ぎます
切れる包丁は夫婦喧嘩の抑止力
ちなみに○○には町名が入ります
（○○は築地ではありません）
オーナーさん、腕に覚えが
あるんでしょね
８００円で研ぎを引き受けるらしい
それはともかく
切れる包丁は夫婦喧嘩の抑止力
このキャッチコピーに引っかかった
どういう意味なんだろう？？？
夫婦間で、炊事担当者の手に
握られている切れる包丁は武器になる
片方が強力な武器を持っているから
持ってない方は喧嘩がしにくい
ゆえに抑止力になる
って話なの？
と思ったけど、違いますよね。
確かに、核兵器を持ってない国は
持ってる国に喧嘩を売ったりしないけど
ロシアがウクライナに侵攻したように
包丁を持っている方が持ってない方に
喧嘩は売りますよね。
まあ、核兵器と違って包丁なんて
簡単に手に入るから、どのみち
双方が武器（切れる包丁）を持つようになる
双方武器を持ってるから、抑止力が働き
その上、自然食品屋さんは
双方から研ぎの依頼を受けられるので
仕事が倍になる
こんな売上倍増を狙ったコピーかも？
なんて考えたけど、さすがに
コレは違いますよね。
次に考えたのは、切れる包丁を使えば
料理が美味しくなるから、食卓が
楽しくなり、結果、夫婦喧嘩の抑止力になる
これって、いい話じゃないですか
この展開で言うと
真っ当な食材で、夫婦喧嘩の抑止力を
強化して、夫婦円満
こんな宣伝文句を弊店も使えそうです。
と、ぬか喜びするも
世の中、そんな単純じゃないですよね。
自分で言うのもヘンですが
ウチのおカミさん、料理上手です。
下手な食堂の料理より、よほど旨い。
外食で旨いモノを食べて
しばらくするとコピーした料理が
食卓に出てきますから。
でも、一緒に暮らしてたら行き違いは
日常茶飯、夫婦喧嘩はなくなりません。
少なくとも、核兵器ほどの抑止力は無い
こんな事を考えながら、職場まで
歩いて戻ったのであります。
自然食品店のオーナーさんの
真意はなんだろう？？？
いまだに考えているのですが
分かりません。
オーナーさんに聞くのが一番ですが
さすがに、聞けませんよね。
それに、その看板
見かけなくなってしまいました。
オーナーさんの真意について
なにか良いアイディアがありましたら教えて下さい。
よろしくお願い申し上げます。
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| 築地仲卸 |
伏高 |
三代目店主 |
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職人が丁寧に仕上げた、まがい物ではない、昔ながらの
「真っ当な食材」を、一人でも多くの方に味わっていただきたい。
そして、子や孫の世代に残してゆきたいと考えています。
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