- 信州美麻高原蔵・・・新発売です 味噌の熟成の頃合いには好みがある ただ今、お試し価格で販売中
商 品 名 | 本職用鰹節削器(押え木付) |
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サ イ ズ | 長さ32センチ/幅13センチ/高さ17センチ |
材 質 | カンナ刃は安来鋼 青紙2号、箱はタモ材、カンナ台は白樫 |
備 考 | ・付属品として「押え木」が付いています ・カンナの刃を調整してお届けします |
本職用の鋼を使ったカンナ刃だから、
半分の力でシャカシャカ削れます
昭和56年、小椋製作所さんが行きつけの寿司屋さんに頼まれ商品化を目指した
「幻の本職用鰹節削器」を再現しました。
『 小椋さん、お客さんの前で見栄え良くかつお節が削れる箱を作ってくれませんか 』
こんなお寿司屋さんの一言をヒントに、それまでの鰹節削器業界の常識を打ち破る「高性能の削器」の商品化を目指した小椋さん でしたが、当時、小売店さんの協力が得られず幻となってしまった削り器です。
20年後、ひょんな事より、小椋さんよりこの「幻の本職用鰹節削器」の話を聞いた私は、
その高性能な削器の製造を懇願し、やっと作っていただきました。
カンナの刃を調整してお届けしますので、すぐにお使いいただけます。 また、カンナ刃の研磨は弊店にて承ります。
本職用鰹節削器を使えば、面倒くさくて大変だった鰹節削りが楽しい作業になります。
●サイズ:長さ32センチ/幅13センチ/高さ17センチ
2011年、削り易さの向上を目指し、改良版にモデルチェンジをしました
改良点は1点だけ。カンナ刃を差し込んだ台を、今までは水平に装着していたのですが、改良版は前方に向かって約2度の角度をつけて装着しています。前方に向かって、少々上昇している台で削った方が力が入り易いとメーカーさんは考えて実験を重ね、「かんな台を傾斜させた鰹節削り器」の名称で実用新案登録をしました。
実際の削り易さですが、弊店で試した限り、比べてみると削り易く感じます。でも、初心者の方が誰でもスイスイと削れる程ではありません。やはり、削り方のコツを習得する必要はあります。
平成28年4月以降、カンナ刃と台は小椋製作所、箱は岳南木工商会より供給を受けています。
本職用削器は普通の削器と何がどう違うの?
1. |
カンナ刃の素材は「安来鋼 青紙2号」 一般的な刃物(ハサミ、ナイフ、日曜大工のカンナ、鰹節削器等)の素材は「SK鋼」と 呼ばれている鋼を使っています。本職の大工さんが使うカンナ刃の素材が「安来鋼 青紙2号」。 粘りがあり(刃こぼれしない)切れ味がよく、そして、長切れする刃となります。 鰹節を削ることを念頭に、その安来鋼を焼き入れ・焼き戻し・研磨をして鰹節削り専用のカンナ刃に仕上げました。 |
2. |
カンナの台は白樫 1年半もの時間をかけて 自然乾燥させた白樫ですから、外気(湿度、温度)の変化に影響されない、安定した(狂いが生じない)台に仕上がります。 削るときに力が入りやすいように、できる限り大きい台にしてあります。この点につきましては、 従来より弊店で扱っている鰹節削器も同仕様です。 |
3. |
樺太産のタモ材で外箱を作り、表面の塗り仕上げは拭漆 高級家具材として知られているタモ材を使い、頑丈な外箱を組み立てました。表面塗り上げは 日本の伝統技術である「拭漆」で仕上げてありますので、使い込めば込むほど味わいとツヤが 出てきます。なお、付属品の「押え木」も拭漆で仕上げてございます。 |
本職用鰹節削器をご注文される前にお読みください
小椋さんが作っている『本職用鰹節削器』は確かに削りやすい道具です。自信を持って申し上げます。 しかしながら、その性能は、お使いになる方が、「鰹節削りに慣れている」事が前提です。 ご感想をお寄せ頂いたお客さまは、皆さま、削り慣れている方々です。削り慣れているからこそ、 この削器の実力を実感して頂けたと思います。
ハッキリ申し上げると、生まれて初めて鰹節を削られる、または、それに近い初心者の方が『本職用鰹節削器』を使われても、思うように削れません。やはり、削る方向、 力の入れ方、姿勢、刃の調整法、等々、基本的な削り方を習得される必要があります。
鰹節の削り方を記したイラストを削り器と一緒にお届けはしますが、それだけで削り方のコツを体得されるのは、現実的には難しいようです。電話での説明もいたしますが、微妙な所を伝える事ができません。やはり、マンツーマンで実際に削りながらの講習が一番です。初心者またはそれに近い方が削器をお買い上げになるのであれば、ぜひぜひ、弊店の店頭で行っている無料の『削り方講習会』にご参加ください。遠方にお住まいの方は、鰹節削りに慣れている方に、実地でご指導いただければと思います。
商人とはして、こんなご託を並べないで、何も言わずに削器を販売した方が良いのかもしれません。でも、私は鰹節を売る事が本職です。せっかく買っていただいた削り器が置物になってしまうのでは寂しいかぎり。やはり、日々、鰹節を削って頂きたいと願っています。
鰹節を削る事はそんなに難しい事ではありません。生まれついての不器用な私でも削れるようになりました。『本職用鰹節削器』のご購入を機会に、基本的な削り方を身につけて、日々、楽しく鰹節を削っていただけることを願っています。 |