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鰹節の伏高トップページお客様の声 > 加藤あけみさん

加藤あけみさん

質のいいダシを使えば、下手な小細工をしなくても、まっとうな味になります。でもそういう食事は外ではなかなかいただけません・・・

練馬区で1987年から旦那様と加藤農園を営んでいる加藤あけみさんに、伏高の商品をどう活用しているかを伺いました。

■加藤さんご夫婦について
奥さんのあけみさんは長崎県諫早市出身。お母さまがガンになったのをきっかけにマクロビオティックを学び始め、それが縁で旦那様とも出会い、結婚。結婚後は2人で農園を営みながら、発芽玄米など自然食品の通信販売などもてがけています。息子さん(27歳)は、すでに独立。一日3食を毎回一緒に食べるという仲良し夫婦です。


長崎のだし文化について
ご出身の長崎では、だしは何が基本ですか?

私が育った諫早市は大村湾、有明海、天草灘など様々な海に面しており、煮干し の産地です。だからだしは煮干しが基本です。 港のある町には、煮干しの匂いがしてい たし、 子どものおやつやお酒のおつまみも、何もないときには煮干しを出すほどでした。  

今、我が家では「焼あご」とよばれる飛び魚を焼いて干したものを使っていますが、これは長崎でも平戸の方で作られる高級だしの原料。地元に帰ると今でも「焼あご」は、お正月にしか使わない高級だしのイメージが残っていますが、えぐみがなくて品のいい味に仕上がります。

今でもだしは煮干しなんですね。

そうなんです。今は肉でも魚でも何でもいただきますが、 4年前まで我が家の食生活はマクロビオティック(=独自の理論を基に玄米菜食を基本とする健康法)が基本でした。 マクロビオティックでは、動物性のものを食べることはすすめていないのですが、 それでもたまに無性に小さい頃に慣れ親しんだ、あの煮干しのおつゆが飲みたくなりました。 人間の舌の記憶ってすごいな〜、って思いましたね。  

今は何でもいただく食生活をしているので、 だしは昆布と焼あごで取っています。夫は東京の人なので、「かつおぶし文化」の人。お雑煮なんかをかつおぶしのだしで作ると「やっぱりこれだよな〜」としみじみしています(そこで旦那様が「でも食事を作るのは奥さんだから、仕方ないです」とコメント)。


沸いたら取り出すだけの「加藤家のだし」

加藤家の昼食メニューの定番「すいとん」。もちろんだしは「加藤家のだし」。すいとん以外は、ひしおをのせた大根のサラダやトマト、お漬物など野菜たっぷりの副菜が並ぶ。
お忙しいとお聞きしましたが、食事の準備はどうしていますか?

基本的に3食私が作っています。和洋中と何でも作りますが、何はなくてもいつもストックしておくのが、「だし」です。これを我が家では「加藤家のだし」と呼んでいます。 

前の晩に鍋に水をはって、焼あごと昆布を入れておきます。朝起きたらまず火をつけて、お水が沸いたら昆布とあごを取り出します。これを大なべにいっぱい、2〜3日にいっぺん作ります。  

忙しいし面倒くさがり屋なので、お水が沸いたら、昆布と焼あごを箸でささっと取り出す、この手間のかからなさがいいんです。寝る前に鍋に「水と焼あごと昆布を用意する」は、今や歯みがきと同じくらいの習慣になっていますね。  

このだしを味噌汁はもちろん、スープにも八宝菜や麻婆豆腐など中華のベースにも使います。我が家では麻婆豆腐といえば海老と豆腐が定番なのですが、このだしを使って作ると、後味がさらっとした味わいになるので、何杯でもいただけます。あとは切り干し大根や野菜の煮物、青菜のゆでたものを煮びたしにするのに使ったり。とにかく毎食何かしらに活用しています。  

伏高さんの焼きあごや昆布に出会ったのは、うちの通信販売のサイトで販売するのに、いい乾物屋さんはないかと探していたとき。産地などがしっかりしているし、だしへの「こだわり」が感じられたので、以来、通信販売のサイトも我が家で使うのも伏高さんのものを愛用しています。  
 
だしを取ったあとの昆布は、麺類のつけ汁に刻んで入れたり、煮物にしたりしていただきます。焼あごは頭とはらわたと尾びれを取って、飼っている犬のごはんにも入れて、と余すところなく使います。


まっとうな食事のためにもだしは大事
加藤さんにとって「食」とは?

大事にしているのは食後感です。「あれ?今日何食べたっけ?」って思い出せないくらい、 すーっとお腹におちていくような食事。つまり、決して食後に気持ち悪くなったりしないようなものを日々食べていたいと思うし、そういう食事を作るよう心がけています。  

そのためにも、だしは重要。だから忙しくても常に切らさないように気をつけているんです。
 
だしでも調味料でもそうですが、質のいい素材を使えば、下手な小細工をしなくても、まっとうな味の食事がいただけるんですよね。そしてそういう食事となると、なかなか外ではいただけません。たまに外食やお弁当が続くと、 「やっぱりうちのごはんが一番だよね〜」ってしみじみしてしまいます。


必要に迫られて、小3で始めた料理
主婦歴30年ですが、料理はお好きですか?

私が小1になったとき、両親が関東に出稼ぎに行ってしまいました。定期的には帰って来ましたが、結局おなかがすいたら自分で作るしかないので、小3くらいから自然とするようになりました。兄が2人いるので、彼らの分も作っていました。当時はコンビニはもちろんスーパーもない時代ですから。  
 
当時、寝る前に枕元に「料理」の本を置いて寝ていたのを、今でも覚えています。だから料理は好きだったんだと思います。そうめんを茹でる時間を変えたらどうなるのか?とか、誰も教えてくれないので、実験感覚で自分なりにあれこれ工夫をするのが楽しかったですね。


農園に通信販売に不動産業に整体の仕事も!
毎日どのくらいお忙しいのですが?

以前は、自宅の横にある主人の実家の畑を借りて夫婦で農園をしていたので、毎日畑の作物の世話がありました。

それから「加藤農園」というネット上のショップを運営していて、 そこで発芽玄米やおしょうゆ、塩、水など食品の販売をしているので、注文をいただいた商品の発送や、 在庫管理も私の仕事です。さらに週に一度は玄米パンを作って、それを自然食料品店に卸したり、全国に発送しています。  

それに加えて3年前からは、夫の実家の土地を義父から頼まれて、住宅を建てて人に貸すといった不動産業も始めました。といっても、どれも忙しいばかりで全然儲からないんですけど…。  

夫が新婚当時、腰をいためたことがきっかけで、足指をまわす健康法の技術者の資格を持っています。 さらに去年整体師の資格もとりました。 週に4日は口コミで広がったお客様のところへこの足指と整体を施術しに行っています。 日曜日にはクリスチャンのボランティアにも行ってます。  

とにかく忙しいので、その時々、していることに集中するよう心がけています。 あとは自分の身体の調子を常にチェックするようにもしていますね。身体は正直ですから、食べたものにもすぐ反応します。そのためにも「きちんとした食事」はとても大事なんです。


伏高代表、中野も加藤さんのだしを味見!「うまい!」
 
加藤さん、お忙しいところありがとうございました!

※取材日時 2013年3月
※取材・制作 カスタマワイズ