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黒川 春男

築地の風景

 

 

 

by 築地本店店長、黒川春男

 

 

201624

 

ベランダの琉球朝顔が鉄柵一面、びっしりつるを絡ませ、グリーンカーテンが出来た。しかし一向に、濃い赤紫色の花が咲かない。冬越ししたので肥料切れかとホームセンターで化成肥料を買ってきて根元に与えたのですが、枯れ始めた。肥料をやり過ぎたのだろうか。  

ここ数ヶ月で我が家の家電が次々ダウンしていく。パソコンから始まって冷蔵庫、電子レンジ、ガスコンロ、キッチンの水道蛇口を買い換えた。そしてテレビまで。家電量販店売場には、50インチを超える4Kハイビジョンのテレビが十万円台で売っている。画像は鮮明で、我が家のテレビがいかに旧式かと思い知らされる。しかし、完全にぶっ壊れた訳ではない。物入りが続き、家計は火の車。うちのやつ「ここで一発当てて、テレビ買おうか。ダービーで一発」。競馬なんてと馬鹿にしていた癖に。

とうことで、ダービー当日、銀座の場外馬券場、ウインズ銀座へ向かう。ウインズで投票カードを手に入れ、近くに喫茶店に。二階に上がると全員、真剣な顔つきで馬券予想に没頭している御仁ばかり。投票カードの書き方も知らないうちのやつに、私、小声で「違うったら、こう書くんだ」と指導。一発を狙って三連単、軸一頭三点の組み合わせを十通りを書き上げる。計六千円。私も、軸一頭三連複、三番マカヒキから八点、大穴狙いで人気薄に流す。計二千八百円。当てたも同然とウキウキしながらウインズ二階の馬券売場に。まず投票機に六千円投入。カードを入れると、一杯はね出てきた。すかさず係員がやって来て、記入漏れを指摘される。精算をタッチすると十枚の馬券がバンと出てきた。「早く財布にしまってバックへ」。私が競馬にはまっていた、かなり昔、ここウインズ銀座でズボンの後ろポケットに入れていた財布をスラれた事があった。さっさと場外へ。

大通りに出て、去年リニューアルした伊東屋の新本店に行く。初見物。なんかすっきりし過ぎて、昔のゴチャゴチャした店内が懐かしい。原稿用紙を買い家に帰って、ダービー観戦。ワインを飲みながら、テレビの音量を少し上げる。スタート。マカヒキ、予想通りの後方待機。直線ゴール前三百メートルを過ぎた時、マカヒキ、一団から抜け出して先頭へ。三番の文字がゴールを突き抜ける。「やった」と絶叫。気がつくと、二着が三番人気、三着が一番人気。三連複八百五十円では収支は赤字。もちろん二人とも大赤字。とほほ。

 

 

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