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黒川 春男

築地の風景

 

 

 

by 築地本店店長、黒川春男

 

 

201323

 

春眠暁を覚えず。いつまでも眠くて、朝起きは至難の業。ベッドを離れても、リビングで、またどたっと眠り込む。でもご心配なく。うちの愛猫どもが鼻を突いて、朝飯の猛催促。寝てられやしない。  

ところでこの前、よく買い物に行く月島のフジスーパーの店前に、梟を肩にのせた男性が立っていた。チラシをもらうと、すぐ隣の元クリーニング店が、「フクロウの店」としオープンとか。カーテンで閉め切られた店前にすでに人の列。窓に貼られたメニューにワンドリンク千円、アルコール千二百円。一時間触り放題。動画はNGながら、写真はOK。入れ替えで出て来たお客さんが、「かわいい」「いやされる」とニコニコ顔。

うちのやつ、「さあ行くわよ、鳥なんか大嫌い!!」とさっさとスーパーへ。ヒッチコック映画の「鳥」(鳥に襲われるパニック映画)を見て以来嫌いになったのだ。昔は近所で、インコ、文鳥、十姉妹、目白、伝書鳩などを飼ってた家が結構あったと思うが、近頃は、鳥籠すら見かけない。雀さえ見かけなくなった今、鳥カフェとは。

猫たちが我が家に来るまでは、フクロウグッズが数点あったが、今は三十体以上の招き猫、諸々の猫グッズがリビングでのさばる。唯一残るのが、テレビの上の壁で睨みを利かす「梟」の銅板画。かなり前に銀座の松屋デパートのギャラリーで、思い切って大枚三万円をはたいた。生田宏司氏の作品。作品集には、梟と猫が寄り添う画が多い。中国人は昔から、梟を猫頭鷹とか夜猫子と書き、両者は共通点が多々ある。群れることを嫌い、何か瞑想にふける顔がよく似ている。

生フクロウに触れなくても、この絵だけを見てるだけで充分だ。とは思うが、何やらもぞもそと、収集癖が湧き上がってきた。美術館に行くと必ず寄るミュージアムショップで、猫グッズを探す探す私だが、今度からは、フクロウグッズを探している自分が見える。宝くじをいくら買っても散々の結果。招き猫代わりに、梟の縁起物を集めてみますか。梟は福来郎(福が来るだろう)、不苦労(苦労しない)とも聞こえますから。

 

 

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