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黒川 春男

築地の風景

 

 

 

by 築地本店店長、黒川春男

 

 

201424

 

明けましておめでとう御在居ます。

暮れの商戦を少数スタッフでしのぎ切り、何とか終えました。皆様の御贔屓を改めて感謝致します。今年も雪に積もれた鳥取には帰省しませんでした。黒ネコ以上に雪の嫌いな妹達は、さっさと沖縄で避寒しています。私も正月は沖縄でと誘われましたが、数日を過ごす為の移動を考えただけで億劫そのものです。東京でのんびりする方を選びました。

正月二日の朝早く氏神様の佃住吉神社へ。警備員二名が手持ち無沙汰な位、パラパラの参拝者。並ぶこともなく、ゆっくりお祈り出来ました。その足で門仲に向かいます。門仲の永代通りに近づくと住吉さんの静けさが嘘の様な人の波。参道までずっと歩道に屋台が続き、歩くのもやっと。焼ソバ、焼鳥、大阪焼なる正体不明の食べ物。オデン等、醤油、ソースの焦げた匂い、たまりません。

深川不動の参道にはびっしりでパス。富岡八幡宮へ急ぐ。やっとのこと富岡八幡宮の大鳥居にたどり着くと本殿まで千人は超す参拝者の列。気の遠くなりそうな人の数に恐れをなして遠い本殿に向かって一礼して、境内を去る。人混みを避けて木場方向に歩き始める。通りすがりのバス停で、うちのやつ、「バスで亀戸天神は?」。「亀戸天神? 受験生でわんさかに決まってるじゃない」とそこにすーっと亀戸経由錦糸町行きのバスが止まる。「まあ、いっか」と飛び乗る。

JR亀戸駅で降り、亀戸十三間通り商店街を北上、亀戸天神通を渡り左折。手前の煎り豆屋のおかみさん、今日はニコニコ顔だった。以前見た時は、むき出しの店内に舞い込む鳩の一軍を、鬼の形相で追っ払っていた。 亀戸天神へ進む途中の脇道に、「スポーツに勝つ、病気に、自分に勝つ香取神社」と書かれた看板が。テレビで評判、「勝ち守り」有りますとも。テレビで評判とは、ちとミーハーな気もするが、ちょっと見てみるかと向かう。しばらく歩いた先に何かいい感じの神社が現れる。懐かしい雰囲気に包まれた境内。ほっこりとして商売っ気むんむんじゃない。なにより参拝者の数が少ない。「ちっとは我慢して待てばいいのに。それも縁起なんじゃない」と嫌味を言われた。ここはセーフ。しばらく並んで御参りを終え、破魔矢を授与され、おみくじを引く。うちのやつ大吉、私小吉。「腹立つなら一足あがれ、岩の下をば水が行く」との神の教えが書かれていた。近頃、怒りっぽくなった黒ネコへのありがたいメッセージだと素直にいただく。

一月四日、今年初のゴミ収集日。一週間分の生ゴミ四袋。ビールの空き缶、ワインの空き瓶も二袋を三回に分けてゴミ置場に運びます。こんなに飲み食いしたのかとあきれ返ります。年末にATMで引き出した金がほどんど残ったまま。正月最後の夜をパーッとやりますかと、近くのトリトンのお寿司屋さんで、まずひれ酒で乾杯。これでもかと魚三昧して正月は終わった。

 

 

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