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黒川 春男

築地の風景

 

 

 

by 築地本店店長、黒川春男

 

 

20041022

 

関東を直撃した台風22号、築地には大した被害もなく一安心と思ったら、またまた次の23号が 近づいています。秋の台風は「野分け」(正確には「野分き」)というそうですが、 語感のおとなしさと別物でとんでもない厄介者です。秋雨も続きすでに空梅雨だった今年の梅雨の 約5倍の降水量だそうです。この夏の猛暑で採れ過ぎ、価格調整のため廃棄処分された キャベツは今は雨続きで高騰しているそうです。皮肉なものです。

今年は天候不順にひっかき廻されどうしの一年でした。天候不順は漁獲高の不順ともなります。 例えば海水温が高いまま推移すれば、今頃出まわる千葉産の白口煮干も年内に獲れうるかどうか 絶望的です。田作も同様です。毎年豊漁とは欲張りすぎでしょうが安くて良い商品をお客様に 喜んで買ってもらえないのは気がもめます。

話題変わって今月の築地といえば、場外市場では寿司屋さんが数店舗またオープンしました。 まるで寿司屋さんのテーマパーク化している状態となっています。

場外が様変わりしていく中で築地(場内)市場の豊洲移転後の跡地利用の再開発プランが中央区から発表されました。 あきまで中間発表ですが。プランの内容は、「鮮魚マーケット」の新設、「食の専門職 大学院大学」の設置等々の意見がまとめられています。七十年近く東京の台所として 果たしてきたのですから「築地」イコール「食」というイメージにかなうプランで あるとは思います。

しかし行政が主導したプランは必ずしも成功しているとは思えません。 築地の先にある晴海トリトンスクエアをみていて思うのですが、立派なハコモノを先に建てても 見通しが甘ければ、結局、困るのはテナントに入った店の人達です。もっと煮詰めてもらいたいと 思います。

市場移転が災い転じて福となす事を祈ります。

 

 

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