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黒川 春男

築地の風景

 

 

 

by 築地本店店長、黒川春男

 

 

20121122

 

数日前の昼飯時に、ローソンへ。お弁当コーナーに「タニタ弁当」が。ローソン、タニタブームに便乗とは、お前さんも抜け目ないのー。「体脂肪計タニタの社員食堂」というレシピ本が二年前に発売された。正、続で五百万部を超す勢い。黒ネコ、発売時、近くの本屋さんでこの本を見て、絶対ヒットすると話しながら買って帰ると、うちのやつ、「ちっとも、おいしくなさそう」とほうり投げた。ゲッ!!、

 

今月この本から着想を得た映画制作がクランクイン。健康機器メーカーの「タニタ」なのに、社員にポッチャリ型が多いと、社長が「社員全員でダイエット」と大号令。社員食堂の食事を、一食五百キロカロリー、塩分三グラム以下と制限。しかし、まずい。病院食以下と不人気。そこで、スーパー栄養士(女優の優香)が招かれ、何の変哲もなかった社食が大変身。その評判のいい社食を、NHKが「世界の社食」という番組で放映。その番組をみた編集者がレシピ本として出版、大ヒットというサクセスストーリー。

 

このタニタ本のヒット以来、タニタの社食は一般人が殺到。丁重にお断りしていたが、それならばと丸の内に一般向けタニタ食堂オープン。二店目も五反田の病院内に。すこぶる繁盛とか。何もタニタの宣伝をやりたくもないが、五百キロカロリー、塩分三グラム、食事20分、ゆっくり噛む。タイムメーターが卓上にありとは、女子には大受け。将来見通し不透明中に、健康一番をまず考える人が老若男女、増えたのか。

 

出版不況の中、タニタ本の成功で、食品メーカーレシピ本が続々出版。カゴメジュース、ミツカン酢、永谷園、カルピス、おかめ納豆。S&Bの赤缶カレー粉、はごろもシーチキン、キューピーマヨネーズレシピ、etc、etc。表紙に各社のお馴染みの商品がずばり表紙にデザインされてキュート。

 

レシピ本以上に胸キュンなのは、NHKの番組「キッチンが走る」。もうベタ惚れ。再々放送の火曜午後三時十五分をたまたま見て、はまった。タレントの杉浦太陽と和洋中の気鋭の料理人が、キッチンを備えたキッチンワゴンに乗り込み、関東甲信越を走り廻り、その土地の食材をハントして、食材を提供してくれた地元に人達に想像を超える新料理を振る舞うという番組。太陽君の絶妙なたらし込みで用心深い地元の人の心を開き、料理のヒントをもらい、プラス味。食材の新メニューに生産者は、たまげ、喜びが満ちる。ここで、いつも涙でうるうる。最近、危うい程、涙がゆるい。番組が良すぎるせいだと納得してごまかす。

 

 

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